ゼルダの伝説ティアーズ オブ ザ キングダム(ティアキン)、
ハイラルの地底の謎にせまるシリーズその2です。
今回は地底に根付く植物?について考察していきます。
地底の植物?らしきものたち
地底で見られる植物のようなもの、ですが地上やリアルで見るような植物とは少し様子が違います。
アートブックによると木のページに「ヒドラ樹」という記載がありました。
ヒドラ樹とは...?
ヒドラ樹
ヒドラ樹A?
※アートブックに記載がありませんがAとします。
孔雀のような葉の模様が特徴的です。
こちらは低木。葉が同じですね。
ヒドラ樹B
アートブックによると、丸い菌がエノキのように伸びていき成長する様子が描かれています。
ヒドラ樹C
アートブックには「観察日記」として幹の中央から新たな幹が成長していく様子が描かれています。
ヒドラ樹D
アートブックには蕾のような部分から新たに蕾が出てくるような育ち方が描かれています。
ヒドラ草
アートブックでの言及は有りませんが、個人的に「ヒドラ草」と呼ぶことにします。
ヒドラとは
さて「ヒドラ」といえば、ファンタジー界ではよく多頭龍のことを指すことが多いですよね。
ゼルダの伝説でも「グリオーク」が3つの頭を持つ龍として登場します。
これはギリシャ神話の怪物「レルネアのヒュドラ」(ラテン語ではヒドラ:9つの頭を持つ巨大な蛇のような怪物)から来ており、ヘラクレスが討伐するように、ゲームでも敵キャラとして登場することがよくあります。
一方、今回の「ヒドラ樹」の「ヒドラ」は、現実では「ヒドロ虫(ヒドロちゅう)」という生き物を指すと思われます。
ヒドロ虫は刺胞動物の仲間で、クラゲやサンゴ、イソギンチャクなどと同じグループに属しています。これらはすべて水中で暮らす生き物です。
有名な「カツオノエボシ」もヒドロ虫の集合体です。
カツオノエボシの魅力その 2 【生活サイクル】 | 新江ノ島水族館
刺胞動物は触手に「刺胞」という毒針を持っていて、肉食が基本。
ヒドラ樹も肉食だったら光合成に頼らないので、地底の暗闇でも大丈夫なのかも。
刺胞動物たちは、5億年前の先カンブリア時代にはすでに地球に登場していました。
体の構造的に化石として残るのは難しいので、もっと前から、前回記事の「シアノバクテリア」が登場して、生き物が多くなってきた頃には、ヒドロ虫も現れていたのかもしれません。
だから、古代をイメージしているであろうハイラルの地底に「ヒドラ樹」が出てくるのもぴったりだと思います。
ちなみに、現実のヒドロ虫は1mmから1.5m(オトヒメハナガサ)くらいですが、ハイラルの地底に生えてるヒドラ樹はかなり大きい…!
陸上でしっかり自立できるということは、サンゴのように骨格を得た種類でしょうか。
海の中で暮らしていた「ヒドロ虫」が、ハイラルの地底に「ヒドラ樹」として適応していると考えると、地底はもしかしたら昔は深海だったのかも…なんて想像が広がりますよね。
断面の謎
ヒドラ樹を切った時、断面に年輪がありません。
年輪はそもそも季節のある地方の植物がもつ特性であり、1年ごとに新たに層が形成されることで現れるものです。
地底はおそらく気候が年中安定しているので年輪が形成されないのでしょう。
中心付近の丸は太い維管束だと思われます。
もしくはヒドロ虫の仲間なら、口道やサンゴの断面のようにも見えますね。
おわりに
ヒドラ樹、いかがでしたか?
前回のストロマトライトやサンゴの床もそうでしたが、ハイラルの地底は水中、深海要素を含んでいる気がします。
地底でも深海でも暗くて深くて見慣れないものも多くて不気味な場所です...
あんまり行きたくない(笑)
他の気になることも記事にしましたので下⇩からご覧ください。
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